U-Brains設立のいきさつ:2
2008-12-27 12:52:09 (16 years ago)
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- ヒストリー
U-Brains 設立のいきさつ② ・・・ 学生募集と活動テーマ
当時のMelbrain'sは、ブルータス・ダイム・センサーなど好感度な学生が読んでいた雑誌で募集し、300~400人の応募者の中から10~15人を厳選しました。
Melbrain'sは就活や採用が目的ではなかったので、感性に優れ、自己主張ができ、活動力がある極めて個性的で突出した人材が集まりました。当時の人事基準では不採用なメンバーばかりだったかもしれません。
彼らには何ら課題も与えず、「三菱電機を動かしたいテーマなら何でもいいので、自分達で考え提案してほしい」とだけ伝え、報酬などにも一切触れませんでした。その代わり「企画が優れたものであれば、関連部署にプレゼンテーション機会を与え、通ればいくらかけても実現する」ことを約束したのです。
もちろん仕事として任せたのですから、きちんとしたプロセスを組んでもらい、自分達でスケジュール管理も行うことだけは義務付け、活動をスタートしました。
翌日から、毎日深夜に及ぶミーティングが始まり、若さ溢れるディスカッションと資料作りのバイタリティーは、入社2~3年の社員も顔負けの熱気溢れる仕事振りでした。
そうした彼らの様子に触れるだけでも、会社の条件や制約に縛られて仕事をしている社会人には、大変な刺激を与えていたと思います。
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